2月5日(日)南草津にあるニプロi-MEP医療研修施設に虹薬局・千里プラス薬局・津雲台薬局の3店舗の薬剤師、ネオフィスト研究所の吉岡ゆうこ先生の総勢15名で「調剤薬局在宅研修会」を受けてきました!
在宅業務は各店舗行っていますが、特に虹薬局はクリーンルームを併設しており、現在週3回、輸液の無菌調整を行ってます。現在ご利用いただいている在宅の患者様も輸液を使用されている方が多く、また経腸栄養(経鼻栄養・胃ろうなど)・TPN(中心静脈栄養)など様々な摂取経路の患者様がいます。今回は主に無菌調剤や簡易懸濁、経腸栄養について学んできました。
まず、午前は更衣室で白衣に着替えて研修する部屋に行き、ニプロさんからの無菌製剤処理の基礎知識の講義があり、その場でバイアル、アンプル、シリンジ、注射針、溶解液を用意してもらって混合してみました。
次に虹薬局の富永先生と木下先生による、輸液ライン構成(器具を用いてどのように輸液を体に入れるのか)を、器具の説明とともにレクチャーがありました。私たちも実際にエルネオパ、フルカリックといった高カロリー輸液を、それぞれで器具でつないでみました。高カロリー輸液ルートは実際に薬局で取り扱ってるチャンバーセットやコアレスニードル、プラグを使いました。
たとえば、チャンバーセット(器具)の品番がCPC………ZYで終わるものとCPC………ZY-Nと続く物の違いは、ニードル(針)があるかないかでプラグ(接続器具)の選択が変わったり、体内式と体外式の場合でコアレスニードルが必要かかどうかが変わってくることなど、様々なことを知りました。
午前が終わり、お昼ご飯の時間です。1階のカフェテリアでニプロさんが用意してくれた昼食を美味しく頂きました。♪午後からも頭とからだをたくさん使うので、しっかり腹ごしらえ!笑
ご飯を食べながら、ニプロさんの会社紹介を拝聴し、食べ終わってコーヒーを飲みながら、入社まもない薬剤師もいましたので3店舗間での自己紹介をしました。
午後は経腸栄養、簡易懸濁法、TPN(中心静脈栄養)と実際にクリーンベンチで無菌調剤をクリーンルーム入った気持ちになって体験しました。
ここでも普段からクリーンルームにて無菌調剤を行っている薬剤師を中心に学びました。
夢中で無菌調剤をしたので、写真が撮れていません…
経口摂取が難しい方がお薬を服用する方法のひとつに簡易懸濁という方法があります。簡易懸濁を行う時に、50ccシリンジを使って55℃のお湯でお薬を溶かす工程がありますが、きれいに溶けなかったりこぼしてしまったりと、皆悪戦苦闘していたのが印象的でした。
最後はニプロさんの研修施設を見学し、受付カウンター前で記念撮影をさせて頂きました!
患者さん宅で実際にどのようにTPN(中心静脈栄養)や経腸栄養などを行っているか、普段、在宅業務に携わっていないと学ぶ機会が少ないので、これからの在宅業務を行う上で欠かせない貴重な学びの場となりました。
この経験を生かして、在宅業務に携わっていくように精進します。